「ザ・カルテル」(ドン・ウィンズロウ/峯村 利哉)
- 作者: ドン・ウィンズロウ,峯村利哉
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/04/23
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (22件) を見る
- 作者: ドン・ウィンズロウ,峯村利哉
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/04/23
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (18件) を見る
ネタバレはなしで。
力強い文章と情景描写の細かさによって、まるで登場人物が実在し、本作がルポタージュのような感覚に陥る。 作者と翻訳者の力量に唸る。
「犬の力」の続編だが、前作を読んでいなくとも十分楽しめる。 実際私も「犬の力」は未読である。
私のお気に入りの登場人物は「エディ」である。
映画「カルテル・ランド」を見た時の衝撃は凄まじかったし、生々しさに恐れおののいたが、本作を読むとその実態、というか一面がよくわかるようになる。
「暴力・ドラッグ・女」な作品なので万人に受けることは期待していないが、寝る間を惜しんで読んだ作品であり面白い。