Very Hard Delight Life

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fanfaria musica* 2013を振り返る

本記事は、私が関わっているFanfare Orkest バンド "fanfaria musica*" (https://fanfaria.wixsite.com/fanfariamusica)の結成5周年を迎えました。 そのため、過去に私が書いたブログ記事を引用することで、結成当時を振り返りたいと思います。 この記事はちょうど1回目の演奏会であるfanfaria musica* 2013が終了した後に書いたものです。 見出しを付ける加工は施しましたが、基本的に手直しは加えておりません。

歴史的文章としての価値があればよいかも。


個人的には十分楽しめた演奏会でした。 朝の練習から、トロンボーンが壊れてその代替楽器を求めて東奔西走したことなども含めて、楽しいものだったと思います。

これほど本番が大丈夫か気になった演奏会は類なしです。 まるでジェットコースターでした。

反省点

楽しい思い出ばかり語っていてもきりがないので、ここでは反省点を述べたいと思います。

主なものを3つ出すと、 ・練習の密度が低い ・連絡が不徹底 ・演奏会の構築が遅い が挙げられるでしょう。

まず、練習の密度について。 これは元々想定していた「人が集まらない」ことをどうやってクリアするか、に掛かってくると思います。 次回からは、誰もがどのセクションでも吹けるようにしておくことや、録音機材を用いて練習を共有できるようにすることが必要です。

次に、ホウレンソウについて。 上から一方的に連絡することは出来ますが、全員の意見を共有することが出来なかったり、出席の情報が徹底できていなかったり、練習会場や楽器の貸し出しなどの情報にも不備が多かったと思います。 次回からは、「誰がどうするか」をより明確にする必要があります。特に、練習会場と楽器はバンドの活動の土台なので、こういう場面でぬかりないようにしなければなりません。

そして、演奏会について。 ホールがだいぶ早く決定していたのは本当にありがたかったです。 しかし、ホールはもう6か月前ぐらいに決まっていたのに曲が揃わないという事態は、演奏会のクオリティへ大きな衝撃を与えたこと間違いないでしょう。 いい教訓となったと思います。曲と練習場所が揃わないと演奏会は始まらないわけですね。 今度やるならば、編曲が揃ってから本格的に始めるのがよいと思います。

他にも、フリューゲルによるサウンドづくりの件やアンサンブルレベルの低さなど、反省すべき点はいくらでもありますね。

楽器別の反省

少し詳しく楽器別に分析しましょう。

サックス:
S.Saxがないと大幅に崩れる。A.Saxのサウンドがもう少し欲しかった。16分が整わない。メロディが平坦。
フリューゲル:
和音が組めない。One Playでなんとかクオリティを切り詰めた感じ。16分やシンコペーションを聴くと基礎が足りない印象。
ホルン:
人数の割には存在感がない。強奏と弱奏の差が分からない。
トランペット:
基本的にピッチとアーティキュレーションが不徹底。音圧がバンドとして強すぎる。他のパートが聴けていない。
トロンボーン
弱奏が不安定。和音が整わない。リズムはまだまだ練習が必要。
バリトン
もう少し浮く音質を目指すべき。4本もあるのに、存在感が欲しいところ。
ユーフォ:
旋律を吹く技術が必要。中低音としての安定感が欲しかった。
チューバ:
パートとしてのまとまりが足りない。基本的に弱奏が大きすぎる。
パーカッション:
縦が合わない。音色はもっとこだわりを。呼吸を合わせる感覚が欲しい。

私の反省点としては、トランペットのピッチと音程が悪いことでしょう。これは練習不足としか言いようがありません。また音量過多な部分が多いのが気になります。全体のバランスを考えずに吹いている感じ。

私見

今回の演奏会はかなり軽い気持ちで引き受けました。

演奏会やるから振って!と言われて、断る理由がありませんからね。3月ならば暇ですし。ちなみに、この頃は大阪大学吹奏楽団のフェアウェルを失念していました。関係者の方々、申し訳ございません。

今回の壁は、物が揃わないことでした。 人員、楽器、譜面。全てが満足にあるわけじゃない環境でした。大学のサークル時代ではすべてが豊富にありましたからね。人がいないパートなんて存在しませんでしたし、楽器は個人持ちを含め十分な数がありました。譜面は必ず期限までに国内外から取り寄せている。今考えてみるとものすごく恵まれた環境でした。 まあ、このような事務関係が回らなければ音楽活動がままならないため、しっかりしている必要があるわけですが。 しかし、今回は甘くありませんでした。 本当に手作りな演奏会でした。私自身、自分で吹かないのにフリューゲルホルンを3本、伝手を頼って借りました。練習場所も大学の間借り。楽譜も新たに編曲が必要なものがあったり、出版社の事情により遅れたりと、もう前途多難でした。最後の楽譜が出来上がったのが本番1週間前でした。まさに危機一髪です。人が集まらないのも大打撃でした。いろいろな演奏会が重なっていて参加者が忙しい時期に重なってしまったのも原因ですが、最大で6割しか集まらない現実を突き付けられたときは、絶体絶命でした。

しかし、私はこの演奏会を成功したかったのです。 公には言っていませんが、今回私の友人が参加しています。結構深い関係な気がします。 その友人が、今回大学を卒業して完答へ社会人として引っ越すわけです。引っ越すことがどう、というわけではありません。別に会えないわけじゃないですから。 その友人が参加する最後の演奏会だろうと思いまして、余計な心遣いだというのは重々承知ですが、なんとか心に残る思い出になれば、と一計を練ったわけです。別にいい思い出になれとも悪い思い出になれとも思っていたわけではありません。なにかしら、その友人に残ればいいな、と。よく言うじゃないですか。モノより思い出って。

先ほどは主な目的ですが、こういうジョイントコンサートのようなイベントに私は疎かったので、だんだん知らない人との関わり合いが増えるのです。これがまたとても楽しくて。 本演奏会がなければ知り合えなかった人がかなりいるわけですので、本当に本演奏会に参加して良かったなぁ、と思います。

謝辞

全員揃ったのは本番以外ありませんでしたが、誰一人欠けても本演奏会のサウンドは奏でられなかったわけです。 だから出会えたことに感謝。 願わくば、私と出会った人に何か与えられたらば…と思います。

演奏会を聴きに来ていただいた方々はもちろんのこと、参加者の皆様、そして本演奏会を企画した人々、本当に感謝しています。 特に統括と会計担当者には、深謝申し上げなければなりません。ありがたやありがたや。彼女らがいなければこの3か月は回らなかった!


日本語がおかしいのは5年前だからなのか、それとも勢いで書いているためなのか。 今年の反省も書きます。